引っ越しでインターネットが間に合わない!?我が家の焦った2週間と乗り切った方法

「ねえ、インターネットの手続きってもうした?」

引っ越しの1ヶ月前、夕食の片付けをしながら夫に聞いた私。新居への引っ越しが決まって、段ボールの手配やら住所変更やら、やることリストに追われる毎日だった。

「あ、まだだった。引っ越したらすぐ使えるように申し込んでおくわ」

夫がそう言ってスマホで検索を始めたのだけど、数分後、困った顔で私を見た。

「これ、工事まで2週間から1ヶ月かかるって書いてあるんだけど…」

え、そんなにかかるの?引っ越しは3週間後。ということは、新居でインターネットが使えない期間が出てくるってこと?

「まあ、スマホがあるし、数日くらいなら大丈夫でしょ」

最初は私もそう思っていた。でも、よくよく考えてみると、我が家はテレワークもあるし、子どもの宿題もタブレットを使う時代。それに、引っ越し後って住所変更の手続きやら、新しい家具の検索やら、ネットを使う機会が意外と多いはず。

「うーん、これは結構困るかもね。工事の予約、早めに入れた方がいいんじゃない?」

私がそう言うと、夫はすぐに光回線の申し込みページを開いた。

「3月の引っ越しシーズンだから、工事の予約がかなり埋まってるみたい。最短で引っ越しの2週間後だって」

2週間。その間、仕事はどうする?子どもの動画学習は?私のオンラインヨガのレッスンは?考えれば考えるほど、不安が募ってきた。

「ねえ、ネットが開通するまでの間、何か対策ってないのかな?」

その夜、寝る前にベッドで夫と相談した。夫がスマホで色々調べながら、いくつか方法があることを教えてくれた。

「モバイルWi-Fiをレンタルするって手もあるみたい。あと、スマホのテザリングを使うとか。それから、光回線の業者によっては、工事が終わるまでの間、モバイルWi-Fiを貸してくれるサービスもあるんだって」

へえ、そんなサービスがあるんだ。私は全然知らなかった。

「でも、モバイルWi-Fiって通信制限とかあるんじゃない?テレワークで一日中使ったら、すぐに上限いっちゃいそう」

私の心配に、夫も頷いた。

「確かにそうなんだよね。容量無制限のプランもあるけど、月額が結構高い。2週間だけのために契約するのももったいないし…」

色々調べた結果、私たちが選んだのは、光回線の開通前にモバイルWi-Fiをレンタルしてくれるサービスがある業者だった。

「ソフトバンク光とかドコモ光なら、工事までの間、ポケットWi-Fiを貸してくれるらしいよ。これなら追加料金もかからないし」

夫がそう説明してくれて、私もホッとした。ただ、容量には制限があって、一日で何ギガも使うようなヘビーな使い方はできないみたい。

「じゃあ、仕事のビデオ会議とか、どうしても必要なことだけに使うようにしようか。動画を見たりするのは、工事が終わってからにして」

夫の提案に私も賛成した。2週間くらいなら、少し我慢すればなんとかなりそうだ。

引っ越し当日、新居に荷物を運び込んで一息ついた頃、レンタルのモバイルWi-Fiが届いた。早速セットアップして使ってみると、思っていたより快適だった。

「意外と速度も出るね。メールチェックや資料の確認くらいなら全然問題ないわ」

夫もテレワークで使ってみて、満足そうだった。ただ、やっぱり家族みんなで使うとなると、気を遣う場面も出てきた。

「ママ、YouTube見たいんだけど」

子どもにそう言われて、私は少し考えた。

「ごめんね、今は通信量に制限があるから、YouTubeは夜、パパのスマホのテザリングで見ようね。そうすればモバイルWi-Fiの容量を仕事用に残しておけるから」

子どもには少し我慢してもらって、本当に必要なことだけモバイルWi-Fiを使うようにした。夕方以降の動画視聴やゲームのアップデートなんかは、スマホの大容量プランのテザリングを活用することにした。

実は、引っ越し前に夫がスマホのプランを見直していた。

「どうせテザリングも使うなら、いっそのこと大容量プランに変更しとこうかな。今なら楽天モバイルとかahamoとか、データ無制限で3000円台のプランもあるし」

確かに、モバイルWi-Fiをわざわざレンタルするより、スマホのプランを一時的に変更する方が便利かもしれない。我が家の場合は開通前レンタルサービスがあったから使わなかったけど、もしそういうサービスがない業者を選ぶなら、この方法も良さそうだと思った。

「2週間くらいなら、スマホの大容量プランに一時的に変更して、ネットが開通したら元のプランに戻すっていうのもありだよね」

夫の言う通り、柔軟に対応できるのがスマホプランの良いところかもしれない。

あと、盲点だったのが近所のネットカフェや図書館。引っ越し先の地域を散策していて気づいたんだけど、大きな資料をダウンロードしたい時とか、長時間のオンライン会議がある時は、外のWi-Fi環境を使うのも一つの手だった。

「今日、3時間のウェブ会議があるんだけど、モバイルWi-Fiだと心配だな」

そんな日、夫は近くのコワーキングスペースを利用していた。1日500円で高速Wi-Fiが使えて、集中できる環境もある。引っ越し直後で家の中がまだ片付いていない時期だったから、かえって仕事がはかどったみたい。

そんなこんなで工夫しながら2週間が過ぎ、ついに光回線の工事日がやってきた。

「これで思う存分ネットが使えるね!」

工事が終わって、Wi-Fiルーターのランプが緑色に点灯した瞬間、家族みんなで小さくガッツポーズをした。当たり前に使っていたインターネットが、こんなにありがたいものだったなんて。

開通後、速度測定をしてみると、下り300Mbps以上。モバイルWi-Fiと比べ物にならない速さだった。子どもも大喜びで、我慢していたゲームのアップデートを始めていた。

私たちの経験から、これから引っ越しを控えている方に伝えたいことがある。

まず、インターネットの申し込みは思っているより早めにした方がいい。特に3月や9月の引っ越しシーズンは工事の予約が混み合うから、引っ越しが決まったらすぐに申し込むくらいの気持ちでちょうどいいと思う。

「1ヶ月前に申し込んでも、繁忙期だと間に合わないこともあるんだって」

夫が後から調べて教えてくれたんだけど、早ければ早いほど安心みたい。

それから、万が一間に合わなくても、今回私たちが使ったような開通前レンタルサービスがある光回線業者を選ぶのもおすすめ。あとは、スマホの大容量プランに一時的に変更するとか、近所のWi-Fi環境を上手く活用するとか、方法はいくつかある。

「最悪、数日から2週間くらいなら、なんとかなるもんだね」

夫がそう言って笑った。確かに、最初は不安だったけど、家族で協力すれば乗り切れない期間じゃなかった。

ただ、やっぱり最初からネットが使える状態で引っ越せるのが一番楽だから、これから引っ越す人は早めの手続きを忘れずに。私たちのように焦らなくて済むように、計画的に準備してくださいね。